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正月の飾り ~しめ縄~
注連縄
伊勢を初めて訪れた時、正月でもないのに玄関に【しめ縄】を飾ってあることに気づきませんか?
本当に伊勢周辺だけの風習の様で、私は地元ではないので始めびっくりしました。
年中飾ってあるだけでも不思議なのに更に不思議だったのが、門符に書かれたこの言葉です。
最初は何て書いてあるのかさえ分かりませんでした。
「千客萬来」や「笑門」、「商売繁盛」と書かれた門符はまだ意味が分かるのですが、「蘇民将来」(そみん しょうらい)民話(神話)に出てくる人の名前らしいです。
~蘇民将来子孫家門~
須佐之男命がこの地を通った時、暴風雨に遭って、一夜の宿を富める巨旦将来に頼んだが、断られた。
そこで、その兄の蘇民将来の家に行った。蘇民は貧しかったが、情け深い人なので、須佐之男命を暖かく迎えた。
命は喜び、そのお礼に「悪病が襲うから、家の周りを茅垣で囲うように」と教えた。翌朝村人はみな死んでいた。
命は立ち去る時、「悪疫が流行したら蘇民将来子孫家門と書いて門口にはるとよい」と言い残した。
以後この地方では、正月に門口に「蘇民将来子孫家門」の木札を注連縄で飾り、厄除けとするようになった。
(引用:伊勢志摩きらり千選 )
無病息災を願う慣わしとして現在もその風習が残っているようです。
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